伊豆八十八ヶ所遍路 準備編

トレッキング記録

こんにちは。今日は伊豆八十八ヶ所遍路を行うにあたっての準備、つまりどんな姿、持ち物でお遍路をするのか、についてお話します。

服装ですが、まずは3点を用意すると良いでしょう。

基本の1は、輪袈裟です。お経を唱える際の法衣です。お遍路の際に、本来は袈裟を着るものとされていたのですが、それを簡略化したものです。基本の2で紹介する白衣は喜納打ても、輪袈裟はつける方もいるくらい、基本のものとなります。インターネット通販で、2000円弱くらいからあります。ちなみに筆者は、家系が曹洞宗なので、曹洞宗の輪袈裟を買いました。曹洞宗の輪袈裟で違う宗派のお寺に行っても良いのか不安になり、お寺で確認しましたが、どの宗派のものでも大丈夫だそうです。

基本の2は、白装束です。白衣は死に装束を意味していて、昔は険しいお遍路の道中でいつなくなっても良いようにとの意味があったそうです。昔はそれとは別に、亡くなった際に棺桶に入れるもらうための白衣を用意する方もいたそうです。

基本の3は、金剛杖です。富士山に登るような方々も杖をもって登ったりしますが、歩く支えとするのみではなく、金剛杖は「お大師様の化身」とされ、これをもって歩くことは、弘法大師様と一緒にお遍路を歩くという意味があるそうです。このカバーをはずすと卒倒婆の形をしています。卒倒婆とは、お墓の後ろに立てる木の棒がありますよね、それです。ちなみに卒倒婆の形は、五重塔を意味しているそうです。ですので、この金剛杖は、お遍路の道中で亡くなったときのために持って歩く意味もあるそうですよ。

持ち物ですが、2点用意しましょう。

基本1は、念珠です。お寺で両手を合わせてお経を唱える際に手に持つものです。お葬式でも持ちますので、だいたいの方は家にあると思います。私の家系は曹洞宗ですので、永平寺の念珠がありました。もしない場合は、通販で1000円くらいから購入できます。ちなみに念珠は自分で買ってはいけないとの話もあるそうですが、迷信だそうです。でも気になるなら、親しい方に買っていただくのも良いかと思います。私は母から永平寺ご参拝の際に、いただきました。

基本の2は、納経帳(のうきょうちょう)です。お寺にお参りした際に、納経所でサインと赤色のスタンプを押していただき、梵字を書いていただくのですが、サインや梵字はすでに納経帳に入っている場合もあります。この八十八か所全ての寺院の朱印が押された納経帳を棺に入れると、極楽浄土に行けると言い伝えられており、納経帳はその方がなくなると棺に入れられ燃やされてしまったため、昔の納経帳を見つけるのは難しく、伊豆の八十八ヶ所は暫く途絶えてしまったようです。

この納経帳は、伊豆八十八ヶ所専用です。伊豆八十八ヶ所は、令和の振興会によって寺院が少し変更になっていまして、この納経帳は令和用となっています。通販サイトはこちらです。

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